? 新人看護師が知った現実と抱いた理想

幸い命に関わるようなミスはなく看護師を続けて来られた

看護師は、精神的にも肉体的にもストレスが多い激務です。臨床現場に出てその現実を目にし、ショックを受けた人も多いでしょう。それでも自分なりの理想の看護師を目指し、頑張っている人がほとんどです。看護師として、新人のときつらかったことはなんですか? そして、目指す理想の看護師とはどんな姿ですか?


転職1回、キャリア10年目

アラサーの女性看護師です。大学の看護学部を卒業し、その大学の付属病院に7年勤め、結婚を機に退職、その後は地元の小さなクリニックに勤めて3年目です。看護師生活も10年になりました。

担当した患者さんの死は本当につらかった

私が最初に勤務したのは、その大学付属病院の小児科病棟でした。だから、自分が受け持っていた患者さんが亡くなったときは、本当につらかったです。小児の患者さんですから、ご家族の気持ちを考えると本当につらくて……仕事のあと、泣きながら同僚の看護師たちと語り合ったことが何度もあります。

体力的にもかなりつらかった

それに、夜勤がかなり多くて、体力的にもかなりきつかったです。正直、何度も何度も辞めようと思いました。精神的にも肉体的にも限界の状態で働いていれば、ミスする可能性も高くなります。ミスをすれば患者さんの命に関わりますので、自分には看護師は向いてないんじゃないかとも、何度も思いました。

周りの人たちに相談して助けてもらった

それでも、小さなミスは何度も犯しましたが、なんとか続けて来られました。本当につらいときは、職場の先輩や、職場の同期、他の病院で働く大学時代の同期と仕事帰りに何度も話し合いました。あとは看護関係とは全く縁のない友達や家族に聞いてもらうことも、いい気分転換になりました。それで3年目くらいから、ずいぶんミスも減って慣れていきました。

患者さんのお金をあわや紛失?

命に関わるようなミスではないですが、いまでもよく覚えている大きなミスは、患者さんが枕の下にお札を入れていたのですが、それを確認しないでクリーニングに出してしまったことでしょうか。新人の頃で、まさか枕の下にお札があるとは思っていませんでした。幸い奇跡的に見つかりました。あとから知ったのですが、病気が治ることを祈ってお札を入れている患者さんは結構多いようです。

ひとつの職場で最低5年は頑張ろう

最初の1、2年は看護婦人生の中で一番辛い時期かと思います。が、最初に入った病院で少なくても5年は頑張ってみるべきです。そうしないと、次からの転職に響くようです。1、2年で何回も職場を変えているようですと、雇う側もこちらに何か問題があるのではないかと勘ぐられます。同じ場所で5年働いてみたらある程度実績も信用も得られますので、そのあとは一旦看護から離れるもよし、クリニックでのんびり働くもよしかと思います。